ブレゲ買取について
Breguet(ブレゲ)とは?
世界五大時計ブランドに数えられるBreguet(以下:ブレゲ)は、創業1775年の歴史ある時計メーカーです。創業者のアブラアン=ルイ・ブレゲは時計業界のレオナルド・ダ・ヴィンチと称せられ、時計の歴史を200年早めたといわれるほどの天才的な高い技術力と発想力を持った時計技師です。数々の革新的な機構を生み出しましたが、中でもパーペチュアルカレンダー、トゥールビヨン、ミニッツリピーターは現代でも多くの高級時計に搭載され、ギョーシェ彫り文字盤、ブレゲ数字、ブレゲ針などの装飾も定番となっており、時計業界に多大な影響を与えたことが見てとれます。
現代の腕時計では普通に搭載されている自動巻き機構も、開発されていたものの実用化には至らなかった技術を改良して実際に製品として使えるようにしたのはブレゲの功績です。
ブレゲの発明で真っ先に挙げられるのがトゥールビヨンで、時計の精度に影響を与える重力の影響を分散し最小限に抑えて精度を高める装置です。当時は腕時計の登場前で懐中時計用に開発されたものですが、現代では多くの時計メーカーが小型化に成功し、腕時計に搭載しています。
暗闇でも音で時刻が確認できるようにしたのがミニッツリピーターで、1時間・15分・1分のそれぞれを表す音を組合わせて現在の時刻を確認できるようになっています。音で時刻を知らせる機構はブレゲ以前からありましたが、ゴング方式の澄んだ音色が当時としては革新的でした。
パーペチュアルカレンダーは月の大小による日付のズレを自動で補正する永久カレンダー機構で、大の月・小の月・2月用の各歯車と、閏年の2月にも対応するよう4年に一度だけ動く歯車がそれぞれ搭載されています。
ブレゲの各モデルの買取相場は以下のようになっています。
創業者の理想の時計を体現したモデル「クラシック」の買取相場は40~150万円、その中でも「ブレゲ クラシック 6190/AG/12」は150~180万円です。
フランス海軍の「マリン クロノメーター」から着想を得た「マリーン」の買取相場は30~400万円で、中でも「マリーン ロイヤル」は300万円前後となっています。
それぞれのモデルの平均的な相場価格は上記のとおりですが、時計の状態や定価によって100万円以上の価格差が生じます。お手持ちの時計がいくらなのか気になる方は、気軽にラフテルへお尋ねください。
ブレゲの査定ポイント
時計の買取査定では状態や付属品によって買取額に差がつきます。
大きな破損等があれば価格は下がってしまい、付属品の有無によっても査定価格にわずかに差が生じます。
【状態(キズ・破損)】
ガラスが割れていたり大きなキズが付いていたりすると買取価格を下げる要因になります。
また、ケース横のコインエッジ装飾や文字盤のギョーシェ彫り加工などブレゲを象徴するデザインが損なわれるようなキズがあると査定額が大きく下がります。
【箱、付属品】
購入時の付属品は全て揃っているのが理想です。
【見た目の綺麗さ】
ゴミや汚れの少ないものの方が高価買取りされやすい傾向にあります。
また汚れを放置すると腐食の原因となり、さらに査定価格を下げることになります。
【売り方のポイント】
付属品とともにオーバーホール証明書を持参すると、価格交渉の際に役立ちます。
それでは以下で、それぞれの項目について詳しく見てゆきましょう。
ブレゲ 状態(キズ・破損)
買取価格に影響するのはガラスの欠けや割れ、補修不可能なほどの大きく深いキズなどです。コレクションとして保管していれば新品状態が保てますが、毎日愛用していれば当然キズもつきます。しかし、小さなキズならたとえ複数ついていても、買取店が新品仕上げをして販売するので買取価格に大きな影響はありません。そのため、買取価格に影響するのはガラスの欠けや割れ、補修不可能なほどの大きく深いキズなどです。
また、ブレゲのモデルの特徴を損なうような故障や破損は査定に大きな影響を与えることになります。例えば、ケースの側面に施されたギザギザのコインエッジ装飾はブレゲを象徴するデザインなので、このような特徴的なデザインを大きく損なう破損・変形はマイナス査定の対象となります。
ブレゲの箱、付属品について
箱や保証書は買取価格に大きな影響がありませんが、手元にあれば持参してください。また、ブレスレットを調節した後の余ったコマは大切に保管して一緒に査定に出すようにしましょう。
見た目の綺麗さ
お買取りさせて頂いたブレゲですが、使用感は多少あるもののとても綺麗な状態でした。ほんの一手間掛けることで、綺麗な状態を維持する事が出来ます。
掃除が行き届いていて皮脂汚れやごみなどがついていないものの方が高価買い取りされやすくなります。皮脂汚れが金属に付着すると変色や腐食の原因になるので、査定前に手入れしようとしても容易にはきれいにならないことがあります。毎日ひと手間かけるだけで状態に差が出るので、使用後は汚れを拭きとる習慣をつけましょう。
タオルなどではリュウズや突起が繊維にひっかかって変形するおそれがあるので、毛足の短いセーム革やマイクロファイバークロスがお勧めですが、汚れたら洗えるマイクロファイバークロスの方が経済的です。リュウズやガラスの縁などはゴミがたまりやすい部分ですが、拭くだけでは除去しにくいので柔らかい素材の歯ブラシや爪楊枝を使って掃除してください。
ブレゲの売り方のポイント
以上が、ブレゲの時計を査定する際にポイントとなる要件ですが、少しでも高い査定を望む場合は、以下の点に留意してください。
・オーバーホールをしている場合はオーバーホール証明書もつけてください。
・買取店へ持ち込む前には、表面をきれいに掃除しておくことが大切です。
・付属品はできるだけ探し出してください。
・事前に相場を調べ、いくつかの店舗から相見積りをとる旨を店員に伝えておけば、他店を意識した査定額が提示される場合もあります。
ブレゲの保管方法、メンテナンス方法
保管場所には直射日光が当たらず高温多湿にならないところを選びましょう。電磁波はムーブメントに影響を与えるので、携帯電話やテレビ、スピーカーなど電磁波を発生させる機器の近くは避けるようにしてください。また、盲点なのはクローゼットやタンスの中で、防虫剤に使用される樟脳(しょうのう)はブレスレットの素材や文字盤の変色を引き起こすので、必ず防虫剤の成分を確認するようにしてください。
以上のことから、テレビやスピーカーから離れていて直射日光の当たらないところにある、成分に樟脳を含む防虫剤を使用していないクローゼットやタンスの中が理想的な保管場所ということになります。
基本的に時計の動作に不具合が現れたらオーバーホールを行うことをお勧めします。10年間全くオーバーホールをしていないものと比較するとムーブメント内部の状態に大きな差が出ます。
オーバーホールは時計を部品にまで分解して油汚れやごみを取り除く掃除のような作業で、これを行うことにより長期にわたって正確な動きを維持することができます。
※オーバーホールをしないほうが結果的に手元に残るお金が大きくなることがあります。そのため、オーバーホールの前後で買取金額がどれくらい高くなるか買取業者に相談することをお勧めします。
故障・破損したブレゲの買取について
「動かない」「ガラスが割れている」「ブレスレットがゆるんでいる」といった状態でも、ラフテルなら独自の販売ルートを持っているため、お値段をつけさせていただくことができます。
故障・破損してしまったブレゲの時計でも、あきらめずにラフテルへご依頼ください。
ブレゲの代表的なモデル
モデル名:クラシック パワーリザーブ ムーンフェイズ
買取相場:120~140万円
備考:創業者ブレゲの名作懐中時計「No.5」を引き継ぐ腕時計モデルで、日付表示、ムーンフェイズ、パワーリザーブを搭載しています。
モデル名:マリーン ラージデイト
買取相場:約130万円~160万円
備考:ギョーシェ彫り文字盤・コインエッジとブレゲらしいデザインでありながら、大きめのケースがモダンな印象を与えます。
ブレゲ 買取まとめ
ブレゲは数ある高級時計ブランドの中でも歴史が古く、現在の時計業界の礎になったといっても過言ではありません。クラシカルな印象がビジネスシーンやドレスシーンをシックに演出してくれます。
多くの愛用者がいる人気モデルのためラフテルでは極力お客様のご希望に沿った高額査定をする努力をさせていただきます。また、不具合が生じたブレゲにつきましても当社なら買取りが可能です。
ブレゲ、その他の時計をお売りになる際には、ぜひラフテルへご依頼ください。お待ちしております。
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