A.ランゲ&ゾーネ買取について
A.ランゲ&ゾーネ(A.Lange&Söhne)について
世界5大時計ブランドのうち4社はスイスにあり、A.ランゲ&ゾーネが唯一ドイツのメーカーです。
1845年創業のA.ランゲ&ゾーネはドイツ時計産業の草分け的存在です。
1948年に戦争の影響で一度ブランドが消滅したものの、約40年後の1994年に「ランゲ1」「サクソニア」「トゥールビヨン」「プールルメリット」「アーケード」などを発表して新生A.ランゲ&ゾーネがスタートしました。
A.ランゲ&ゾーネの特徴は二度組み立て方式とランゲスマイルです。
二度組み立て方式というのは簡単に言うと、一度組立てたものをばらしてもう一度組直すことです。
機械式時計は通常何か月もかけて調整をしながら組立てますが、その調整作業によって部品にキズがついてしまうことがあるため、最初の組立てで正しく作動することが確認されると全て部品にまで解体し、洗浄や磨きをかけて仕上げをした後に組立て直すのです。
芸術品を仕上げるような繊細な作業ですが、高級機械時計の業界で普通に行われているわけではなく二度組み立て方式を実施しているのはA.ランゲ&ゾーネのみで、ドイツらしい職人的こだわりと言えるでしょう。
もう一つの特徴のランゲスマイルは時計が13時51分を指している状態のことです。
時計のプロモーション写真は10時10分あたりの時刻を指していることが多いのですが、A.ランゲ&ゾーネでは全て短針と長針の位置が逆の13時51分になっていて、この針のスタイルをランゲスマイルと呼びます。
次にA.ランゲ&ゾーネの買取相場を見ていきます。
A.ランゲ&ゾーネのルーツでシンボル的要素もある「ランゲ1」の買取相場は200~400万円、数字を使わないバーインデックスの文字盤が優美なドレスウォッチ「サクソニア」は140~250万円、ランゲが誕生した年をモデル名にした「1815」は170~400万円となっています。
年間生産本数1本の日付機構付き上位モデルにはミニッツリピーター、永久カレンダー、スプリットセコンドクロノグラフが搭載され、価格は2億円を超えます。
それぞれのモデルの平均的な相場価格は上記のとおりですが、販売時の定価を反映して買取価格に大幅な差があります。お持ちの時計がいくらなのか気になるという方は、気軽にラフテルへお尋ねください。
A.ランゲ&ゾーネの査定ポイント
時計の買取査定では状態や付属品によって買取額に差がつきます。
大きな破損等があれば価格は下がってしまい、付属品の有無によっても査定価格にわずかに差が生じます。
【状態(キズ・破損)】
ガラスが割れていたり大きなキズが付いていたりすると買取価格を下げる要因になります。
また、A.ランゲ&ゾーネの特徴ともいえるシースルーバックは裏蓋が透けていることで磁気がムーブメントにまで届きやすくなる可能性があり、精度が低下していると査定に影響する場合があります。
【箱、付属品】
購入時の付属品は全て揃っているのが理想です。
【見た目の綺麗さ】
ゴミや汚れの少ないものの方が高価買取りされやすい傾向にあります。
また汚れを放置すると腐食の原因となり、さらに査定価格を下げることになります。
【売り方のポイント】
付属品とともにオーバーホール証明書を持参すると、価格交渉の際に役立ちます。
それでは以下で、それぞれの項目について詳しく見てゆきましょう。
A.ランゲ&ゾーネ 状態(キズ・破損)
買取価格に影響するのはガラスの欠けや割れ、補修不可能なほどの大きく深いキズなどです。
コレクションとして保管していれば新品状態が保てますが、毎日愛用していれば当然キズもつきます。
しかし、小さなキズならたとえ複数ついていても、買取店が新品仕上げをして販売するので買取価格に大きな影響はありません。
そのため、買取価格に影響するのはガラスの欠けや割れ、補修不可能なほどの大きく深いキズなどです。
また、A.ランゲ&ゾーネにはシースルーバックのモデルが多くありますが、裏面が透けていることによって磁気がムーブメントにまで届きやすく、最悪の場合は部品の磁化による精度の低下が起きて査定に影響を与える可能性があるので注意が必要です。
A.ランゲ&ゾーネの箱、付属品について
箱や保証書は買取価格に大きな影響がありませんが、手元にあれば持参してください。
また、ブレスレットを調節した後の余ったコマは大切に保管して一緒に査定に出すようにしましょう。
見た目の綺麗さ
掃除が行き届いていて皮脂汚れやごみなどがついていないものの方が高価買い取りされやすくなります。
皮脂汚れが金属に付着すると変色や腐食の原因になるので、査定前に手入れしようとしても容易にはきれいにならないことがあります。
毎日ひと手間かけるだけで状態に差が出るので、使用後は汚れを拭きとる習慣をつけましょう。
タオルなどではリュウズや突起が繊維にひっかかって変形するおそれがあるので、毛足の短いセーム革やマイクロファイバークロスがお勧めですが、汚れたら洗えるマイクロファイバークロスの方が経済的です。
リュウズやガラスの縁などはゴミがたまりやすい部分ですが、拭くだけでは除去しにくいので柔らかい素材の歯ブラシや爪楊枝を使って掃除してください。
A.ランゲ&ゾーネの売り方のポイント
以上が、A.ランゲ&ゾーネの時計を査定する際にポイントとなる要件ですが、少しでも高い査定を望む場合は、以下の点に留意してください。
・オーバーホールをしている場合はオーバーホール証明書もつけてください。
・買取店へ持ち込む前には、表面をきれいに掃除しておくことが大切です。
・付属品はできるだけ探し出してください。
・事前に相場を調べ、いくつかの店舗から相見積りをとる旨を店員に伝えておけば、他店を意識した査定額が提示される場合もあります。
A.ランゲ&ゾーネの保管方法、メンテナンス方法
保管場所には直射日光が当たらず高温多湿にならないところを選びましょう。
電磁波はムーブメントに影響を与えるので、携帯電話やテレビ、スピーカーなど電磁波を発生させる機器の近くは避けるようにしてください。
また、盲点なのはクローゼットやタンスの中で、防虫剤に使用される樟脳(しょうのう)はブレスレットの素材や文字盤の変色を引き起こすので、必ず防虫剤の成分を確認するようにしてください。
以上のことから、テレビやスピーカーから離れていて直射日光の当たらないところにある、成分に樟脳を含む防虫剤を使用していないクローゼットやタンスの中が理想的な保管場所ということになります。
基本的に時計の動作に不具合が現れたらオーバーホールを行うことをお勧めします。
10年間全くオーバーホールをしていないものと比較するとムーブメント内部の状態に大きな差が出ます。
オーバーホールは時計を部品にまで分解して油汚れやごみを取り除く掃除のような作業で、これを行うことにより長期にわたって正確な動きを維持することができます。
※オーバーホールをしないほうが結果的に手元に残るお金が大きくなることがあります。
そのため、オーバーホールの前後で買取金額がどれくらい高くなるか買取業者に相談することをお勧めします。
故障・破損したA.ランゲ&ゾーネの買取について
「動かない」「ガラスが割れている」「ブレスレットがゆるんでいる」といった状態でも、ラフテルなら独自の販売ルートを持っているため、お値段をつけさせていただくことができます。
故障・破損してしまったA.ランゲ&ゾーネの時計でも、あきらめずにラフテルへご依頼ください。
A.ランゲ&ゾーネの代表的なモデル
モデル名:ランゲ1
買取相場:120~140万円
備考:クラシカルなドレスウォッチで、ところどころスケルトンになっていて内部の複雑な機械を覗き見ることができます。
モデル名:サクソニアデュアルタイム
買取相場:200~240万円
備考:ホワイトゴールド素材のシースルーバックで、「デュアルタイム」の名前が示すとおり2つの時間が同時に確認できます。
A.ランゲ&ゾーネ 買取まとめ
A.ランゲ&ゾーネは男性らしいボリューム感のあるデザインが魅力的で、ビジネスシーンやドレスシーンでも重宝されます。
多くの愛用者がいる人気モデルのためラフテルでは極力お客様のご希望に沿った高額査定をする努力をさせていただきます。
また、不具合が生じたA.ランゲ&ゾーネにつきましても当社なら買取りが可能です。
A.ランゲ&ゾーネ、その他の時計をお売りになる際には、ぜひラフテルへご依頼ください。
お待ちしております。
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