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宝石の鑑別書と買取額について - 【開発】ラフテル
宝石の鑑別書と買取額について

宝石の鑑別書と買取額について

宝石鑑別書(Gem Identication Report)と買取額について

宝石の鑑別書と買取額について

宝石鑑別書とは、どうやって石を断定したのか、科学的に分析した根拠が記載されています。

似たような書類で鑑定書がありますが、これは鑑別書とは全く異なるものです。

鑑定書はダイヤモンドの価値を決める4Cや蛍光性など直接、買取額に直結する情報が記載されています。

鑑別書は、この石が天然石、合成石か、はたまた全くの模造石なのか、また、人為的に色やキズ、内放物の処理をしていないかが記載されているだけです。

なぜか?

それは宝石(ルビー、サファイア、エメラルド、トルマリン、タンザナイトなど)様々な石がありますが、ダイヤモンドのような明確な4C(カット、クラリティー、カラー、カラット)の評価基準がないためです。

ほとんどの宝石は鑑別書が有無に関わらず、買取額が変わる事はありませんが、パパラチアサファイアなど一部の宝石において、処理されていないと証明する鑑別書がないと高く売却できない物もあります。

少し専門性の高い言葉もありますが、1つずつ解説させていただきます。

宝石鑑別書の主な項目

①鉱物名

鉱物名って何?と思われますが、鉱物(こうぶつ、mineral、ミネラル)とは、一般的には、地質学的作用により形成される、天然に産する一定の化学組成を有した無機質結晶質物質のことを指します。一部例外があり(炭化水素であるカルパチア石など)、鉱物として記載されるためには、人工結晶や活動中の生物に含まれるものは厳密に排除されます。また鉱物は固体でなければならないと決まっています。(こちらも、水銀などの例外があります)。

ここでのポイントは鉱物名に天然と入っているかです。

研磨以外人為的に手が加えられていない石に天然という言葉が使われます。

当然、人為的に加工されている場合、買取額は下がってしまいまいます。

上記の鉱物にクロム(元素記号:Cr)が混じったのがエメラルドです。

次にコランダムという鉱物についてです。 実はみなさんもよくご存じ、ルビーとサファイアの鉱物です。

コランダムに1%のクロムが混じると赤色に変化してルビーとなり、赤色以外の美しいコランダムは全てサファイアとなります。

なんだか難しい内容になってしましましたが、お酒で言うところの原液みたいな感じです。

同じ焼酎でも割り方によって様々なお酒になりますよね。

鉱物に何が混ざるかで、様々な宝石へ変わっていきます。

②宝石名(Variety)

宝石名とは、鉱物の中の一つの宝石の名を決めたものになります。宝石名はエメラルドや、アクアマリン、モルガナイトなど複雑なものが多いです。

なぜこのように宝石の名前が複雑かというと、まだ、科学が発達していなかった古代から、希少な価値や美しさを持つ宝石の文化は存在していたわけで、「宝石名」が先についていたからです。その後、成分や、色などの区分けが体系的に区分けされたことから、同一成分のものは「鉱物名」として表記されるようになりました。

また、ブラジルのパライバ州で発見されたので産出地の名前を取ってパライバトルマリンと名付けられた石なども存在します。

③コメント(Comment)

この鑑別書では、(透明度の改善を目的とした無色透明材の含浸が行われています。)と記載されています。

コメントは、非常に重要なポイントです。買取額を大きく左右する可能性があるカット、研磨以外で人為的に処理された石の場合に記載されます。

処理の中でもマイナス査定となってしまう物と特に一般的な処理で買取額には影響がない物とがあります。

エンハンスメントとトリートメントという言葉は聞いた事あるでしょうか?

現在では、区別する事はなくなりましたが、エンハンスメントとは、先に説明した一般的な処理方法で、この処理方法は鉱物名に天然という言葉が使えます。

トリートメントとは、科学的に石に手を加え、変化させる処理の事を言います。

わかりやすくいうと、エンハンスメントは、女性でいう所のお化粧で、トリートメントは、顔を変える事ですから、整形だと思ってもらうとわかりやすいかも知れないです。

④透明度と色

宝石の買取では非常に重要な透明度と色ですが、鑑別所では、見た目の外観でコメントがついているだけですので、特に買取額に影響することはありません。

⑤カットの形式

宝石のカットには様々な形があります。

代表的なカット方法であるのがファセットカットとカボションカットになります。

ファセットカットとは、「ファセット」(英語でfacet=切子面・小平面の意味)という言葉が示す通り、いくつもの小さな面が幾何学的に組み合わされたカッティング方法で、宝石の持つ透明度を最大限に生かす場合に用いられます。必然的に、透明度と光の屈折率が高い宝石に多く用いられますが、大別してブリリアントカットとステップカットとミックスカットがあります。

・ブリリアントカット

ブリリアントカットとは、1919年に宝石職人マルセル・トルコフスキーが開発したカッティング方法で宝石の透明度と輝きを最大限生かすように計算されています。

左から、・ラウンド・ブリリアント・カット・ペア・シェープト・カット ・オーブル・カット ・ハートシェイプカット

・ステップカット

ステップカットとは、宝石の外周が正方形やその他の四角形に型どられており、切子面(ファセット)が側面のガードルに対して平行に削られているものを指します。トラップカットとも呼ばれることもあります。

ステップカットは、近年ではブリリアンカットの後塵を拝していますが、アールデコ時代(ヨーロッパおよびアメリカ、ニューヨークを中心に1910年代半ばから1930年代にかけて流行、発展した装飾の一傾向で、幾何学図形をモチーフにした記号的表現や、原色による対比表現などの特徴を持つ)には大変な人気を誇っていたカッティングです。

左から・エメラルドカット・スクウェアカット・バゲットカット

・ミックスカット

ミックスカットとは、変種を含むブリリアントカットとステップカットの両方の特性を備えたカッティング方法を指し、歩留まりの維持しつつ、ブリリアントカットの視覚効果とステップカットのデザイン性を組み合わせることを目的としています。

ミックスカットが最初に登場したのは1960年代ですので、比較的最近誕生したカッティングです。ミックスカットは商業的に大成功を収めており、ラウンドブリリアンカットが維持していた人気の牙城を崩すほどの勢いを持ちつつあります。

左から・フランダースカット ・プリンセスカット ・バリオンカット ・レイディエントカット

・カボションカット

カボションカットとは、宝石を半球形に磨き上げることで、小切子面から構成されるファセットカットに対峙するカッティング方法です。ファセットカットが透明な宝石に対して採用されるのに対し、カボションカットは不透明な宝石に適用され、通常は頂上が凸面で底部が平らになります。またカボションカットは、砂塵に含まれる石英によって傷がつきやすい、モース硬度7以下の宝石に対して多く用いられますが、これはカボションカットが表面のひっかき傷などを目立たなくするという特性を持っているからです。

サファイアやクリソベリルなど、特殊効果の出やすい宝石に対してもカボションカットが採用されますが、これはファセットカットにしてしまうとせっかくの効果(スター効果やキャッツアイ効果など)が肉眼で確認できなくなってしまうからです。カボションカットの一般的な形状は長円形ですが、理由としては、円形に比べて微小な非対称性に気づきにくくなること、及び、単純に長円形ドームが造形的に美しいという点が挙げられます。

研磨されるドームが表だけのものがシングルカボションカット、表と裏の両面に付いたものがダブルカボションカットと呼ばれ、その他には、ローカボションカット、ハイカボションカット、ホローカボションカットなどのバリエーションがあります。

⑥重量 920 016(刻印)

重量とは、その宝石がどれほどの大きさがあるのかを示したものであり、カラットがいくつあるかを表記しています。

例として今回の鑑別書、920 016 (刻印)の指輪で解説いたします。

この場合、エメラルドが9.20カラットありその周りについているメレダイヤモンドが合計0.16カラットあるということになります。

刻印とは指輪の内側にこの二つのカラットが刻印として残されているというのを証明したものになります。

カラットとは、宝石の質量を表す実用単位であり記号はctと表記します。

1ctは0.2gとなっております。ダイヤモンドは1ct以上のものは採掘することが難しくとても貴重な品物となっています。

宝石は重量があればあるほど買取時、高額なものとなります。

重量が大きいと面積も大きくなるので傷がつかないように気を付けて取扱いしなくてはなりません。

⑦寸法  (測定不可×測定不可×8.88mm)

寸法とは1/100mmまで測定した、縦×横×深さの寸法が記載されています。複数石の場合は、「省略」と記載され、枠留めの関係などで測定できない場合は「測定不可」と記載されます。

今回の場合、「測定不可×測定不可×8.88mm」と記載されているので、縦の寸法と横の寸法は枠留めの関係で寸法ができず測定不可となり、深さは8.88mmだったということになります。

枠留めが無い場合で宝石だけの場合だとこの寸法が縦、横、深さ全てが記載されるということになります。

⑧屈折率

研磨した宝石に光を当てると、空気中から宝石内部に入った光は折れ曲がってその進路を変えます。その屈折の程度を示す値が屈折率で、光の反射する度合いを表します。

屈折率が高いほど、反射する光の量も多くなります。最も高い数値を示すのはダイヤモンドで、中でもブリリアント・カットは高い屈折率を生かす、最も効果的なカットといえます。

ダイヤモンドの屈折率は2.42

エメラルドの屈折率は1.577 ~ 1.583

サファイア、ルビーの屈折率は1.76~1.77

このようにそれぞれの種類によって屈折率の数値は変わってきます。

⑨多色性

宝石が複屈折性(宝石の中に入った光が屈折して一方向から出て行くのではなく、複数の方向に分かれて出て行く現象)を持つとき、見る角度によって宝石の色合いが違って見えることがあります。こうした現象が観察されたとき、「認む」、「多色性が認められる」、「二色」などと表記されます。

多色性はプリオクロイズムとも言われています。

⑩比重 セットのため測定不可

比重とは、ある任意の体積の宝石と、その宝石と同体積の水の重量比率です。比重の値は宝石によって一定です。ただし、宝石が指輪などの製品に加工されている場合は比重測定が出来ませんので、「セットのため測定不可」と記載されます。

例えば、

ダイヤモンドの比重は3.52

エメラルドの比重は2.71

サファイア、ルビーの比重は4.00です。

このようにそれぞれの種類によって比重の数値は変わってきます。

比重は宝石の価値、値段とは直接関係は無く、宝石の鑑別に役立ちます。

⑪分光性 クロムラインを認む

分光検査は拡大検査や屈折率測定と共に重要な検査のひとつで、 分光器という機械を用いて、宝石の吸収スペクトルを調べる検査です。

スペクトルとは、太陽光線やそれに近い白色光線をプリズムなどに通した時に見られる、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色の連続した光の帯のことです。

光が宝石を通過することにより、一部分が吸収され、それを吸収スペクトルと呼びます。吸収スペクトルを観察することで宝石の識別ができることがあります。

この時、宝石に吸収されなかったスペクトルの混合を、私たちは宝石の色として感じるのです。

この検査は宝石に光を当て、そこから返ってくる光や透過してくる光を各波長に分解して、検査する宝石の特徴的な光の吸収を調べています。

⑫拡大検査 三相包有物

拡大検査とは、宝石用の顕微鏡で宝石内部を拡大観察し、内部に含まれる特徴的な含有物を記したものです。紛失や盗難被害にあった際、個体識別の手がかりとなります。

三相包有物は業界では一般的にインクルージョンと呼ばれています。

宝石を覗いてみると、一部曇って見えたり、ひびが入っているように見える箇所があります。そのことをインクルージョンと呼び、肉眼で見えるものや顕微鏡を通さないとみられないようなごく小さなものなど様々なものがあります。

インクルージョンの正体は、宝石の結晶体になる成長途中や成長が終わった後に取り込んだ個体、液体、気体の内包物です。これがひびや曇りに見えているということになります。

琥珀に入っている昆虫や水晶に入っているルチルの針状結晶もインクルージョンとなります。

このインクルージョンは、宝石を鑑定する上でとても役に立ちます。

その産地で取れた鉱物にしか見られない特有のものや、その鉱物だけにしか見られない特有なものがあり、鑑定士はこれを見極め、天然か合成のどちらなのか、この宝石は何であるのかを判断するひとつの目安にしています。

ダイヤモンドのようにインクルージョンが無い綺麗なものほど価値が上がるものもあれば、インクルージョンが入ることで、見た目の美しさや内放物の希少性により、同等の宝石と比べた時にインクルージョンがあるものの方が価値が上がる場合もあります。

⑬偏光性 複屈折性

偏光性とは宝石の持つ光の屈折特性のことです。ある特定の宝石に光を当てたとき、光が一方向から出てゆくことを「単屈折」、複数に枝分かれして出てゆくことを「複屈折」と呼びます。どちらの現象が発現するかは宝石によって一定で、これを示したものが偏光性の項目になります。

複屈折性とは、特殊な機械(宝石偏光機)を使って宝石の内部で光がどのように屈折するのかを判別したものです。

天然の宝石は、それぞれの結晶体の構造により、一方向の光が宝石に入った際に、1本のまま宝石の中を進む単屈折の宝石と内部で2本に分かれて屈折して進む複屈折する宝石に分かれます。

⑭蛍光性 認む

蛍光性とは、宝石に紫外線を照射した時の発光現象のことです。宝石などの物質に紫外線を当てると、光のエネルギーと宝石内部の原子とが反応し、人間の眼に見える蛍光色を示すことがあります。この性質を蛍光性と呼びます。

特殊な光源とは、紙幣やパスポートの真偽のチェックに使われる、ブラックライトをご想像ください。

例)ダイヤモンド

普通の照明や自然光では、見えない絵や文字がブラックライトに当たると浮かび上がります。この現象と同じように、天然ダイヤモンドの中には、青や黄色などの蛍光を発するダイヤモンドが存在するのです。

また、人工ダイヤモンドには強く蛍光するものはなく、蛍光性の強い物は天然ダイヤモンドにしかありません。

ダイヤモンドですと、蛍光性がない方が評価が高く、高額な品物となります。

①NONE

②FAINT

③MIDIUM BLUE

④STRONG BLUE

⑤VERY STRONG BLUE

の順番でNONEが一番評価が高いです。

その他に、グリーン、イエロー系もマイナス評価となります。

左から・NONE ・FAINT ・ MIDIUM BLUE・ STRONG BLUE ・V,S, BLUE

ダイヤモンドですと蛍光性があると評価が低くなりますが、その他の宝石ですと蛍光性があることが普通となりますので買取額にはさほど影響はしません。

⑮脇石 ダイヤモンド

脇石とは婚約指輪などのダイヤモンドリングの、中央にくる一番大きなダイヤモンドの引き立て役となる小さな宝石です。メレダイヤモンドなど、小さなダイヤモンドが付いていることも多く、脇石をお好きな宝石にアレンジできるお店もあります。

アレンジできる脇石のサイズがきまっており、直径約1.3mm以上の大きさの脇石が標準的なアレンジできる大きさとなります。また脇石に選ぶ宝石は硬度の高いものでなくてはなりません。硬度の高いものでないと、日常生活での接触などで傷がついてしまうという理由からきています。

脇石が多ければ多いほど総カラット数は上昇していくので私たちラフテルは脇石までしっかりとお値段をつけ買取額にプラスしています。

⑯中央宝石研究所

これは、どこでこの鑑別書が発行されたかという証明となります。

なにか問い合わせなどはここに記載されている場所に問い合わせをすることで鑑別書に関して様々なことを聞くことができます。

中央宝石研究所は東京本社を拠点に、名古屋支店、大阪支店、博多支店とあります。

海外とも提携をしており信頼がおける企業となっております。

⑰No. UAU3625

これはレポートナンバーと言われるもので、 レポートナンバーとは、その鑑別書に割り振られた固有のナンバーのことです。鑑別機関のデータベースに記録・保存される番号のことです。鑑別書が偽造されたものかどうかを知る際は、データベースと照合し、ナンバーが存在していれば本物、存在していなければ偽物とすぐに分かります。レポートナンバーと合わせて、その宝石の外観写真が添付されることもあります。

鑑別書が発行され、その宝石が本物だと証明するために割り振られた番号と考えていただくと簡単です。

宝石のエンハンスメントとトリートメントについて

エンハンスメントとトリートメント鑑別書には出てこない言葉ですが、買取額がどう変わるのか、説明しやすいので分けて記載していきたいと思います。

エンハンスメント(一般的な処理方法)

(含侵処理)

今回の鑑別書のコメントにも載っている、無色の油や樹脂を染み込ませ、透明度と耐久性を上げる為に行われる処理方法です。

「傷のないエメラルドはない」といわれることがあるように、エメラルドはどこの産地のものでも一般に内包物(インクルージョン)があります。

また、採鉱時には、結晶にすでにフラクチャーが生じたものも多く、さらにはカット・研磨、ジュエリー加工などの段階での不用意な取り扱いでこれらのフラクチャーが拡大する可能性があります。

※フラクチャーとは、内部に大きな亀裂があることを指します。

不用意な取扱いにより、フラクチャーが拡大することもあります。

このようなエメラルドの表面に達する特徴を目立たなくするために、透明材の含浸が昔から慣習的に行われてきました。

氷を透明な水の中に漬けるとその輪郭が見え難くなるように、エメラルドのフラクチャーに屈折率の近い物質が含浸されるとフラクチャーが目立たなくなります。

世界のマーケットで流通している9割以上のエメラルドが含侵処理が施されていると言われているほど一般的な処理方法ですが、ダイヤモンドに含侵処理行われている場合ですとマイナス査定となってしまいます。

(熱処理)

宝石に高温を加え、色を変化させる処理です。

こちらも一般的な処理方法で、市場に出回っている、ルビー、サファイア、タンザナイト、トパーズなどの8割以上が熱処理、されています。

ただし、熱処理のされていない、非加熱(ノーヒート)と呼ばれるルビー、サファイア、タンザナイトはその希少性から価値も上がり、買取額も大幅にアップします。

トリートメント(買取額がマイナスとなる処理)

(ガラス充填処理)

宝石の穴やキズを隠すためにガラスなどを充填する処理です。

ルビーやサファイアなどによく使われている処理方法です。

本来、宝石をカットする際、キズや穴は避けてカットしますが、そのままカットをし、穴やキズを人為的に埋めてしまうガラス充填処理は買取額も極端に下がります。

(コーティング処理)

宝石の表面に色の付いた物質を蒸着させ、人為的に色合いを調節する処理です。

ジェダイト、珊瑚、ダイヤモンドなどに使われます。

(放射線処理)

放射線を照射し、結晶構造を変化させ色を変える処理です。

パールやトパーズ、ダイヤモンド、トルマリンなどに使われています。

(高温高圧処理)

熱処理と似ていますが、高温の他に、高い圧力もかけ、宝石の色を変えます。

サファイアやダイヤモンドに使われています。

(拡散加熱処理)

加熱処理と工程は一緒ですが、ブルーサファイアに最後の工程でクリソベリルを加えることで、色を変化させ、桃色や橙色にしました。これをパパラチアサファイアだと言って流通させた為、一時期市場が混乱しました。鑑別書にて拡散加熱処理ではない事が証明出来ないパパラチアサファイアは買取額も非常に安くなってしまいます。

(ワックス処理)

宝石の表面にワックスを塗り光沢(テリ)を出す処理です。

翡翠などに使われる事が多い処理です

鑑別書と買取額についてまとめ

以上の項目を踏まえてラフテルは宝石をどう見ているか。

まず、鑑定書と鑑別書の違いとして、鑑定書は「別名ダイヤモンド・グレーディング・レポート」といい、4C(カラー、クラリティー、カット、カラット)という基準に基づき、ダイヤモンドをグレード(ランク)分けした結果をいいます。

これはダイヤモンドにしか発行されません。鑑別書は宝石あるいは宝石に使われる素材を、科学的検査を行った上で、その生成起源(何でできているか)及び種類を調べたもののことをいいます。

鑑別書は極端にいうと、道で拾った綺麗な石を鑑別してもらい、何の石かを判別してもらうこともできるのでどんな石でも発行可能です。

ダイヤモンドは宝石に含まれますので鑑別書も発行することができます。鑑別書がついている品物(宝石)だからといって「高価な石だ」と決めつけてしまうのはおまちください。

今回、記事にさせていただいた宝石鑑別書では、その石が何で生成されているのかなどを詳しく知ることができます。

真贋はもちろん、その宝石の実際の色、カット形式、重量、どのような輝き方をしているのかなど沢山の情報を知ることができます。

査定の際、鑑定書や鑑別書を一緒にご持参いただければ査定取引がスムーズになります。

鑑別書は発行するのが手間というお客様もいらっしゃいますが、その宝石がどのようなものかを確定させるためにも持っていて損はしないものとなります。

ラフテルでは、ダイヤモンドや宝石を一つ一つ丁寧に査定をしております。

リングなどの製品になっている場合は、ダイヤモンド、宝石とは別でリングの査定もしております。

ダイヤ、宝石買取の強みとして脇石としてついている小さなダイヤモンドでもしっかりと査定額に反映させています。

他店様ですと中央のダイヤモンドとリング部分の値段で買取をする業者もあるようです。

宝石には、ダイヤモンド、エメラルド、ルビー、サファイアなど様々な種類がありますが、知識量が他店と違うため、納得のいく査定額をご提示できます。

鑑定書や鑑別書をあっても、どのような内容なのか、査定にはどう影響を及ぼしているかを説明できない知識量の少ない業者では、買取額が安くなってしまうため、ラフテルでは強みとして知識を持ち、情報をお客様にご説明しながら査定をしております。

宝石の価値を知りたいや、この石なんだと思う?などお気軽にお問合せください。


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